4786 ワシントンヤシ 日向市細島
みやざきの街路樹 あとがき
ほぼ一年間、観察を続けたつもりでしたが、実際に撮影した街路樹は、すでに花期を過ぎていたり、果実や紅葉を撮り損なったり、結局、編集作業が一応終わった後、さらにあと一年ほどかけて手を入れなければならないようです。
とくに宮崎市以外の市町村の街路樹撮影は、冬期しか充てられなかったので、適期に撮り直す必要があるものが多いと思います。
私は今、街路樹調査とは別の植物観察も並行して取りかかっていますので、一人で暇々に調べるには正直なところ時間が足りないのが実情ですが、いつまでに仕上げなければならないということもないので、ゆっくり見直しをしていきたいと思っています。
なお、宮崎近郊以外の県内7市については、取り敢えず、市役所付近を中心とした部分的なものですので、その点お断りしておきます。
街路樹として扱った植物は、およそ70種類、最も多く街路樹として使われていたのは、クスノキとクロガネモチで、群を抜いています。
クスノキは暖地照葉樹の代表種といわれ、「宮崎市の木」に指定されており、またクロガネモチも暖帯・亜熱帯に多い常緑高木で、冬季の真っ赤な美しい実は皆さんご存知のとおりです。
次に多い樹種は、ホルトノキ、ケヤキ、サザンカが第二グループ、次いでサクラ、ワシントンヤシ、モミジバフウ、サツキツツジなどがこれに続く第三のグループでした。
まえがきでも書いたように、植物の名前に自信のないものもかなりあります。気付かなかった街路樹もあると思います。
何とぞお気づきのことがありましたらご指摘いただくよう、よろしくお願いいたします。
なお、ペーパーによる報告書については、その後、宮崎市(公園緑地課・道路維持課)からいろいろ貴重なご意見をいただきました。ありがとうございました。このホームページではそれらも取り入れたつもりです。
今後も、このホームページは、写真の撮り直しその他必要に応じ、その都度修正加筆していきたいと思っています。
2004年3月31日