マンサク科の常緑高木です。

 暖地の山中に多いとされていますが、住宅や施設の生け垣として普通に使われています。

 しかし、花はなかなか見ることがありません。

 花弁のない花ですので、蕾のように見えますが、蕾ではありません。
 真っ赤な小さい花です。

 葉に、虫えい(虫こぶ)ができる特徴があります。
 果実にできた大きな虫えいも見つけましたので、別ページに掲載しました。


 その後、05年に花を非常に多くつけた見事なイスノキの大木を生駒高原近くで見かけましたので、写真を追加しました。


 2016年、イスノキの花序の詳細を観察しました。
 
 花序の上部につく両性花、下部につく雄花を接写しましたので、写真を追加しました(5〜6段目の3枚の写真)



【イスノキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州西南部から琉球列島,及び台湾,中国に分布,暖地の山中に生える常緑高木,高さ20mに達する。
 葉は長さ5〜10cm,厚く無毛,大きな虫えいをつくる。
 花は春,花序の上部に両性花,下部に雄花をつけ、花弁はない。
 材は床柱,器具など,灰汁は陶磁器のうわ薬にする。
 虫えいは、成虫が飛び出した後に穴があき,吹くとヒョウヒョウと鳴る音に基づき,一名にヒョンノキという。

R0017187 イスノキ花序 16.03.22 都城市

L04385 イスノキ 05.4.14 409号線環野

L04383 イスノキ 05.4.14 409号線環野

R0017188 イスノキ花序 16.03.22 都城市

R0017205 イスノキ両性花&雄花 16.03.22 都城市

トップページに戻る

L04389 イスノキ 05.4.14 409号線環野

5766 イスノキ みやざき臨海公園 04.3.25

3月の花 目次に戻る

5774 イスノキ 県総合運動公園 04.3.26

イスノキ マンサク科 イスノキ属 別名 ユスノキ、 ヒョンノキ、ユキノキ