イヌガヤ

　【３月の花】は、最初から地味な花で始まり、すみません。

　イヌガヤ科の常緑低木です。

　葉は、先端は鋭く尖って、一見痛そうに見えるが、柔らかくて触ってもほとんど痛くないので、カヤとの区別は容易といいます。

　葉の裏には、白い気孔帯が見えます。

　花は、３～４月に開花し、果実は翌年の１０月頃に赤く熟します。

　雌雄異株で、写真の丸い集団花は雄花です。

　県道1号線の生駒高原からやや上の辺り、右手に大きなヒメシャラの木が見える場所です。

　付近には、ヒメシャラのほか、イイギリ、ミズキ、ジャケツイバラ、マツガゼソウ、コバノクロズルなどがあります。

　その後、05年～06年に撮影した写真も追加しました。