カシという名がついていますが、シロダモの仲間で、カシ類ではありません。
葉もシロダモに似ています。
暖帯林内に生える常緑小高木ですが、白鳥下湯で見かけました。
ヤブニッケイというラベルがありましたが、他の木のものが紛れ込んだようです。
葉は互生、長さ10cm程度、花期は春です。
花は、あまりほかに類を見ない特徴のある集合花です。
花被は深く4裂し,雄花は雄しべが6本ずつ3輪に並びます。
雌雄異株で、雌花は長い花柱があり、仮雄ずい6本があると図鑑に説明があります。
撮影した木は高木のため、接写ができないのでよく分かりませんが、雄花ではないかと思われます。
液果は、秋に黒紫色に熟すそうです。
和名は、カシに似るが本物でない意味だそうです。
白鳥から飯野へ下る途中でも、2〜3箇所で、イヌガシを見かけました。
なお、翌06年は、2月に初夏のような陽気があったせいでしょうか、05年より一ヶ月早く、開花していました(最下段の2枚の写真)。
2014年3月、法華岳公園を散策中、シロダモに似た小木を見かけました。
1m余りの小さな木でしたが、赤っぽい集合花をビッシリとつけていました。
イヌガシではないかと近寄ってみると、やはりイヌガシでした。花を接写しましたが、雄株でした。
個体数が少ないのか、イヌガシの雌花を観察する機会は少ないそうです(5〜6段目の4枚の写真)。
イヌガシ クスノキ科 シロダモ属
DSCN4403bイヌガシ雄株 14.03.08法華岳公園
R0015437イヌガシ雄花 14.03.08法華岳公園
R0015439イヌガシ雄株 14.03.08法華岳公園
DSCN4399bイヌガシ雄株 14.03.08法華岳公園
L10537イヌガシ 06.02.25 県道30号線白鳥温泉付近
L03738 イヌガシ 05.03.21 白鳥下湯
L03735 イヌガシ 05.03.21 白鳥下湯
L225085イヌガシ 06.02.25 県道30号線白鳥温泉付近
LT117 イヌガシ 05.03.21 白鳥下湯