DSCN0365-1イワツツジ 10.03.16県道26号線綾渓谷
『鮮やか、イワツツジ。綾照葉大吊り橋周辺』の新聞記事(10.03.0.2付け宮崎日日新聞)を見て、早速、綾渓谷に観察に出掛けました。
県道26号線を上流に向かって車を走らせると、対岸の高い岩場に、美しいピンク色のイワツツジの花が散見されました。
本当の名前は、ヒュウガミツバツツジというのだそうですが、地元の人々は、イワツツジと呼んでおり、綾町の町花にも指定されている植物です。
県総合博物館の専門家によると、対岸の岩場に自生しているイワツツジは、ヒュウガミツバツツジと思って間違いないとのこと。
照葉大吊り橋の駐車場付近のイワツツジは、殆ど後で植えられたミツバツツジの仲間で、慎重に観察しなければ、ヒュウガミツバツツジかどうか分からないそうです。
枝にたくさんの花を賑やかに付けるハヤトミツバツツジやトウゴクミツバツツジ、サイゴクミツバツツジ、ナンゴクミツバツツジなどのヒュウガミツバツツジ以外の可能性が強いとのことでした。
ミツバツツジの中で最も早く、葉に先立って開花するヒュウガミツバツツジは、子房が無毛で、密様のものがついており、葉柄の毛も茎に密着する位、粘り気があり、枝先に一花しか花をつけない等の特徴があるそうです。
再度足を運び、照葉大吊り橋の駐車場付近のイワツツジの子房、葉柄を調べてみました。
写真(右下の3枚)のとおり、子房は白い長い毛様のもので覆われ、蜜様のものもついておらず、葉柄の毛の粘りけも確認されませんでした。
どうやら、ヒュウガミツバツツジではないようです。
なお、照葉大吊り橋の入り口の「てるは森の駅」に展示してあったイワツツジの写真には、『ナンゴクミツバツツジ』と表示してありました。
ミツバツツジには、こんなに多くの種類があるとは知りませんでした。
以後見かけるミツバツツジについては、慎重に観察したいと思います。
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イワツツジ ツツジ科 ツツジ属
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