宮崎神宮の正面鳥居左側のラクウショウは、「宮崎の巨樹百選」 にも指定されている樹齢120年の大木です。
 見上げると、ちょうど枝先に丸い球果が稔っていましたが、首が痛くなるくらいの樹高です。

 ラクウショウとメタセコイアは、樹形が似ているので、両者はよく比較して観察されます。

 ラクウショウの葉のつくりは、メタセコイアと同じで、長枝に短枝が付いて、短枝にはびっしりとこまかい小葉が並んで(2列生)ついています。
 ラクウショウの小葉は互生メタセコイアの小葉は対生ですので、区別できます(右側最下段の写真)

 、秋になると、紅葉の美しいラクウショウですが、メタセコイア同様、短枝ごと葉を散らしてしまい、 『落羽松』 といわれる所以です。 
 

 花期は春といいますので、とりあえず【3月の花】のページに掲載しておきます。

 なお、宮崎大学跡地のJA駐車場にもラクウショウが何本か残存しています。時々枝を除伐されるからでしょうか、高木特有の風情が少しありません。
 参考までに、写真を掲載しておきます。



【ラクウショウ(原色樹木図鑑(北隆館)から)】
 北米南部原産。世界各地に植栽。落葉針葉高木。
 幹は直立し、多川南湿原叉20~50m、径3m位。
 樹皮は赤褐色。大枝は水平に開出し、先端は下垂。若枝は緑色のちに光沢ある褐色。
 葉長は5~10cm。脱落性の短枝に互生し、2裂生。線状皮針形で鋭尖頭。
 雌雄異株。
 雄花はらせん形に並ぶ葯により頂生、雌花は枝先に単立か、双生する。球果は小枝先につき球形、暗褐色に熟す。
DSCN0554cラクウショウ 14.10.16宮崎神宮
DSCN0538cラクウショウ 14.10.16宮崎神宮
ラクウショウ  スギ科 ヌマスギ属  別名 ヌマスギ
DSCN0540cラクウショウ 14.10.16宮崎神宮
DSCN0555cラクウショウ 14.10.16宮崎神宮
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R00168871ラクウショウ(互生) 14.10.16宮崎市花殿町
DSCN0575cラクウショウ小葉 14.10.16宮崎市花殿町
DSCN0572cラクウショウ小葉 14.10.16宮崎市花殿町
DSCN0562cラクウショウ 14.10.16宮崎市花殿町
DSCN0560cラクウショウ 14.10.16宮崎市花殿町
DSCN0552cラクウショウ 14.10.16宮崎神宮