青島の県立亜熱帯植物園の入り口を入って、すぐ左側に、マテバシイのように大きい角質の葉で、しかも、鮮やかな赤い葉が混在している見慣れない木を見かけました。
花は、もう盛りを過ぎていましたが、終わりかけの白い花が、比較的大きい円錐花序に咲いていました。
木の名前が分からず、居合わせた植物園の職員の方に尋ねたところ、テツリンジュと教えていただきました。
図鑑で調べ、テツリンジュはオオカナメモチの別名と分かりました。
オオカナメモチの果実も、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
都城市早水公園で、蕾のほか、開花したばかりの美しいオオカナメモチの花を撮影しましたので、別ページに掲載しました。
幼果から赤熟するまでの果実の様子も掲載してありますので、あわせてご覧ください。
【オオカナメモチ(原色牧野植物大図鑑から)】
奄美大島,徳之島,西表島から台湾,中国南部にかけて分布。 本州西部にも野生状態で見られる。
観賞用にも栽培される常緑高木。
高さ10m。
若葉は紅色を帯びる。
葉は互生し、長さ10〜17cm,長楕円形あるいは倒卵状楕円形,先は急に鋭形,縁には鋭いきょ歯がある。
花は春。白色,径6〜8mm。
頂生の散房状で上部が平坦な円錐花序につく。花弁は5枚。広卵形あるいは円形。雄しべは20本。
オオカナメモチ バラ科 カナメモチ属 別名 テツリンジュ
DSCN1079 オオカナメモチ 10.04.06 県立青島亜熱帯植物園
DSCN1081 オオカナメモチ 10.04.06 県立青島亜熱帯植物園
DSCN1076 オオカナメモチ 10.04.06 県立青島亜熱帯植物園
DSCN1077 オオカナメモチ 10.04.06 県立青島亜熱帯植物園