本来は、谷沿いや湿った林内に生える落葉低木ですが、都城市早水公園のヤブデマリが開花し始めているのを見かけました。

 ほぼ真横に伸ばした枝先に、一斉に散形花序を出して花をつけている様子は面白い様子にみえます。
  近寄って白い花を観察してみると、径5~6cmの小さな両性花をつけ、縁を径3~4cmの装飾花が取り巻いています。

 赤色から黒色の核果が8月頃熟すといいますので、今後観察したいと思います。



【ヤブデマリ(原色牧野植物大図鑑から)】
 関東地方以西,四国,九州及び朝鮮半島南部,台湾,中国に分布,谷沿いや湿った林内に生える落葉低木。
 高さ3m位。
 若枝,葉,花序は、初め軟毛を密生する。
 葉は長さ5~9cm。
 花は晩春,周囲の大きな花冠の装飾花は結実しない。中心部は花冠は小さく5深裂し,雌しべ,雄しべとも完全で結実する。
DSCN5171c ヤブデマリ 18.04.09 早水公園
ヤブデマリ  スイカズラ科 ガマズミ属
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DSCN5189c ヤブデマリ 18.04.09 早水公園
DSCN5172c ヤブデマリ 18.04.09 早水公園
DSCN5187c ヤブデマリ 18.04.09 早水公園