別名ムクエノキというように、同じニレ科のエノキと似たところがあります。

 エノキの花は、別途掲げましたが、花の様子はかなり違います。

 山地に生え、また、人家付近などに栽植する落葉高木です。
 葉は互生、洋紙質で、表面はやすり代わりになるというほどざらついています。

 目立たない花なので、なかなか開花に出会えませんが、運良く撮影できました。

 雌雄同株。

 雄花は、新しい枝の基部に集散花序で咲き、雌花は、新しい枝の上部の葉腋に1〜2個、殆ど目立たないそうですから、撮影した写真は雄花と思います。

 液果は直径10mmほどの球形で、黒く熟せば甘く、子供や鳥が食べるといいます。


 なお、ムクノキとエノキの区別は、葉脈と鋸歯、表面のざらつきで判別しています。

 比較のために両者の葉を撮影した写真がありますので、参考までに掲げておきます(3段目の2枚の写真)

 ムクノキの黄葉も、別ページに掲載しました。

ムクノキ  ニレ科 ムクノキ属 別名 ムク、ムクエノキ

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DSCN1395c ムクノキ 15.04.15 早水公園

DSCN1386c ムクノキ 15.04.15 早水公園

DSCN1387c ムクノキ 15.04.15 早水公園

L04426 ムクノキの花 05.4.18 県総合文化公園

3897 エノキの葉脈と鋸歯 03.10.28 

3896 ムクノキの葉脈と鋸歯 03.10.28

L04428 ムクノキの花 05.4.18 県総合文化公園