ベニバナトチノキ(マロニエ)は、【5月の花】 のページに載せましたが、トチノキの花は花期を逃し、06年に持ち越しました。
今年は遅れないように4月から観察を続け、開花を確認しました。
北海道から九州の山地に生え、街路樹などに栽植もされる落葉高木、高さ20〜30mになるそうです。
高木ですので、下から見上げる掌状の葉は、葉脈が青空に透き通って綺麗です。
観葉植物として人気の高いパキラを想起しますが、パキラはパンヤ科パキラ属の植物です。
冬芽は、多数の鱗片に包まれ、樹脂を出してよく粘ります。
葉は、大きな掌状複葉で、中央の小葉で長さ35cmもあります。
花は初夏、若枝の先に15〜25cmの花序を直立し、両性花と雄花をつけます。 雄しべは、花の外に突き出ています。
果実は径5cm位、晩秋に熟し、種子はすりつぶしてトチ餅などをつくるそうです。
材は、楽器や工芸用。
また、トチノキの黄葉も、別ページに掲載しました。
2015年の春、早水公園のトチノキの高木に、たくさんの美しい花が開花していましたので、写真を追加しました(4〜5段目の4枚の写真 )。
DSCN1476cトチノキ 15.04.25早水公園
L12494トチノキ 06.4.27市民の森公園
L12487トチノキ 06.4.27市民の森公園
DSCN1454cトチノキ 15.04.25早水公園
DSCN1449cトチノキ 15.04.25早水公園
DSCN1472cトチノキ 15.04.25早水公園
L12489 トチノキ 06.4.27 市民の森公園
L12493 トチノキ 06.4.27 市民の森公園
トチノキ トチノキ科 トチノキ属