えびの市飯野地区から生駒高原に通じるみやまきりしまロード沿線で3カ所、1本ずつ見かけました。

 中国原産の落葉高木、アブラギリ、または、シナアブラギリと思われます。
 採油の目的で昔から日本で栽植され、また暖帯の山地で野生化しているといわれます。

 花は初夏、果実から搾った油を桐油(とうゆ)というそうです。
  1本は10m位の高木、もう1本はまだ2m位の幼木でした。

 葉は円形で、葉先が急に尖っていますが、幼木の方は、葉先が3裂した葉もありました。

 落ちていた花は、長い花柄がついたままでした。 きれいな花です。

 アブラギリとシナアブラギリの違いは、よく分かりません。
 県総合博物館によると、葉先が3裂した葉をつけているのはアブラギリで、シナアブラギリの葉は3裂しないそうです。
 

 人が植栽したとは思えないような場所に生えていましたが、自生かどうか、やや疑問が残ります。

 その後、花の終わったアブラギリを見に行きましたが、僅かの間に、既に小さな実をつけていました(最下段)。

 夏になって、かなり大きくなったアブラギリの果実も撮影しました。

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P1050085 アブラギリ 05.5.4 みやまきりしまロード

アブラギリ  トウダイグサ科 アブラギリ属  別名 ドクエ  

P1050119 アブラギリ葉 05.5.4 みやまきりしまロード

P1050092 アブラギリ 05.5.4 みやまきりしまロード

P1050108 アブラギリ 05.5.4 みやまきりしまロード

P1040975 アブラギリ 落ちていた花 
05.5.2 みやまきりしまロード

P1040972 アブラギリ 05.5.2 みやまきりしまロード

P1050561 アブラギリの実 05.5.15 みやまきりしまロード