ウコギの類は、オカウコギ、ヒメウコギ、ヤマウコギなど、なかなか区別が難しいといいます。
写真の木は、高鍋湿原の入り口に明らかに植栽された感じで花をつけていました。
花柄が葉より相当長いこと(ヤマウコギは葉より短く、オカウコギは同じ長さ)、葉の両面とも無毛なこと、単鋸歯で重鋸歯でないことなどからヒメウコギと思われます。
中国原産で人家に栽植され、しばしば生垣となり、また野生化している落葉低木です。
茎は群生し高さ2m位。
葉は長枝に互生し、長さ3〜10cm。
花は初夏、とげのつけ根に短枝が出て、束生する葉の間から長い花柄を出して花序をつけます。
雌雄異株。
若葉は食用、根は薬用になるといいます。
2017年、都城市早水公園で、果実を観察しましたので、写真を追加しました(3段目右側〜4段目の2枚)。
DSCN4432c ヒメウコギ 17.05.17 早水公園
ヒメウコギ ウコギ科 ウコギ属 別名 ウコギ
DSCN4436c ヒメウコギ 17.05.17 早水公園
L12800 ヒメウコギ 06.05.04 高鍋湿原
L12868 ヒメウコギ 06.05.07 高鍋湿原
L12866 ヒメウコギ 06.05.07 高鍋湿原