綾町の錦原公園から北俣に下りる道路沿いの山際で、びっくりするほど多くの小さな果実をつけた常緑の木を見かけました。
殆どの木の果実が熟し、色づくこの時期に、未熟の果実は珍しいと思って撮影しました(左側1〜3段目の写真)。
後日、県総合博物館に問い合わせたところ、ヤマビワと分かりました。
ヤマビワは、かつて加江田渓谷で花も果実もない時期に、葉を下から見上げながら撮影したことがあります。
果実が黒熟するのを待って、11月上旬、再び観察に出掛けたところ、見事に黒熟していました。
その時、撮影した写真です(3〜4段目の3枚の写真)。
花期は初夏とのことですので、とりあえず【5月の花】 のページに掲載しました。
2013年、花期を待ち、ヤマビワの蕾を観察し(5〜6段目の4枚の写真)、2週間後、ようやく開花した花を撮影しました。
どのヤマビワもかなりの高木で、花弁の細かな様子は撮影できませんでしたが、華やかなヤマビワの花序の様子を捉えることができました(7〜10段目の7舞の写真)。
【ヤマビワ(原色牧野植物大図鑑から)】
伊豆半島以西から琉球列島,及び台湾,中国に分布し,暖帯林内に生える常緑小高木。 高さ7m位,樹皮は灰青色。若枝,葉柄,葉裏,花序に褐色の綿毛を密生。
葉は、長さ10〜25cmで革質。
花は初夏,花弁5枚のうち3枚が大きい。
伊勢神宮で、ヒノキ板と摩擦して火をつける棒に昔から使っている。
和名は、山枇杷(やまびわ)で葉がビワに似ているため。
DSCN2909bヤマビワ花 13..05.13綾渓谷
DSCN2875bヤマビワ花 13..05.13綾町北俣
DSCN2880bヤマビワ花 13..05.13綾町北俣
DSCN2448bヤマビワ蕾 13..04.27綾渓谷
DSCN2463bヤマビワ蕾 13..04.27綾町北俣
DSCN2466bヤマビワ蕾 13..04.27綾町北俣
DSCN2905bヤマビワ花 13..05.13綾渓谷
DSCN2898bヤマビワ花 13..05.13綾渓谷
DSCN2908bヤマビワ花 13..05.13綾渓谷
DSCN2879bヤマビワ花 13..05.13綾町北俣
DSCN2444bヤマビワ蕾 13..04.27綾渓谷
DSCN5645-1ヤマビワ 10.11.11綾町北俣
DSCN5646-1ヤマビワ 10.11.11綾町北俣
DSCN4939-1ヤマビワ 10.09.23綾町北俣
DSCN5643-1ヤマビワ 10.11.11綾町北俣
DSCN4938-1ヤマビワ 10.09.23綾町北俣
DSCN4941-1ヤマビワ 10.09.23綾町北俣