時々、ウォーキングに出掛ける県総合文化公園で、秋になって目立つ、多くの果実をつけているカキノキに似た木を見かけました。
すでに、果実の多くは黒く熟していましたが、初めてこの木に気付きました。
以前、えびの高原付近の県道30号線沿線で観察したリュウキュウマメガキよりも果実の大きさは一回り小さく、形も、リュウキュウマメガキとは異なり、柿らしい格好をしていません。
図鑑類を調べると、マメガキの別名をリュウキュウマメガキとしているものや、リュウキュウマメガキの別名をシナノガキとしているものもありました。
ここでは、原色牧野植物大図鑑の区分により、リュウキュウマメガキとは別種のマメガキ、別名はシナノガキとしました。
マメガキは、秋になって初めて人々が気付く木だそうです。
翌年、花期を待って、蕾や花を観察しました。
果実や葉の様子も撮影しましたので、写真を掲載しておきます。
【マメガキ(原色牧野植物大図鑑から)】
西アジア原産といわれ,古く中国から渡来し,日本でもまれに栽培される落葉高木。高さ6〜9m。
葉は互生し、有柄で,長さ6〜12cm,カキの葉より細長く,裏面は灰白色で毛がある。
晩春,新枝の葉えきに1個ずつ黄白色の小花を下向きに開く。 果実は径1.5cm位で、小形の不熟種子をもち,黄色に熟し食べられる。
未熟の青い実から柿渋をとる。
DSCN0665bマメガキ果実 12.08.06県総合文化公園
DSCN0655bマメガキ果実 12.08.06県総合文化公園
DSCN0629bマメガキ果実 12.08.06県総合文化公園
DSCN0649bマメガキ葉 12.08.06県総合文化公園
R0013525マメガキ花 012.05.18県総合文化公園
DSCN0642bマメガキ果実 12.08.06県総合文化公園
DSCN0632bマメガキ果実 12.08.06県総合文化公園
DSCN1938aマメガキ蕾 12.05.11県総合文化公園
DSCN0638bマメガキ果実 12.08.06県総合文化公園
DSCN0617bマメガキ果実 12.08.06県総合文化公園
DSCN2178aマメガキ花 12.05.18県総合文化公園
DSCN2172aマメガキ蕾&花 12.05.18県総合文化公園
DSCN2013aマメガキ花 12.05.16県総合文化公園