トウダイグサ科シラキ属で、山地に生える落葉小高木です。
長い穂のような花序を出しますが、ほとんどは雄花、最下部に数個の雌花という珍しい総状花序です。
雄花と雌花が分かる写真を撮りたいと思っていましたが、近寄って観察できる木が少ないのでなかなか機会に恵まれませんでした。
6月初めに撮ったものも蕾でした。
たまたま、6月下旬に道路脇で花をつけているシラキを見かけました。
比較的背の低い観察しやすい木で、近寄ってみると 雄花、雌花がはっきり区別できる花序を伸ばしていました。
雄花雌花の区別は難しいのではと思っていましたが、写真に見るように極めてはっきりした差があります。
今までは、長い花序がシラキ独特の球形の果実になるのを不思議に思っていましたが、雌花を見てその疑問も解けました。
果実の形は、三つの球がシャボン玉のようにくっついたように見え、面白い形をしています。
秋の黄葉の美しい木です。
街路樹として植えられている同属のナンキンハゼと、花も果実も似ています。
和名は材が白いことからつけられたといいます。
シラキは、黄葉したり、紅葉したり、秋には葉のとてもきれいな木です。
シラキ トウダイグサ科 シラキ属
L06836 シラキの雌花と雄花 05.6.24 県道1号線
L06852 シラキの雌花2個と雄花 05.6.24 県道1号線
L06837 シラキの雌花と雄花 05.6.24 県道1号線
L06751 シラキの雌花1個と多数の雄花 05.6.20 県道1号線
J06748 シラキの花 05.6.20 県道1号線中腹
L06238 シラキの花(まだ蕾) 05.6.5 県道1号線