散策中、道路沿いの植え込みで、ピラカンサに似ているが、明らかに違う低木を見かけました。
 多くの枝を地表に這い伸ばし、縦横もつれるような様子も初めて見る植物です。
 葉は、深葉脈が深い溝状になっています。
 紡錘形の青い果実がたくさんついていました。

 園芸植物について詳しいフローランテ宮崎に照会したところ、コトネアスターと分かりました。

 バラ科のサンザシ属に似ている低木とのことで、ピラカンサ(別名トキワサンザシ)に似ている点も納得です。
 匍匐生の常緑低木で、壁面のカバーやグランドカバーなどによく使われるそうです。

 春、白い花が咲き、 晩夏には、赤い実になる美しい常緑低中木だそうです。
 花は、来季に撮影したいと思います。


 果実が赤熟する過程を観察しようと、何度も見に行き、12月下旬にようやく真っ赤になりましたので、写真を追加しました。 別名ベニシタンといわれる美しい果実は、まばらになった緑色の葉陰で、赤く輝いていました(4〜5段目の4枚の写真)


 2011年5月、小さな白い花をたくさん咲かせていましたので、写真を追加しました(6〜8段目の6枚の写真)



【コトネアスター(世界大百科事典から)】
 庭園,生垣,盆栽などに用いられるバラ科シャリントウ属の低木で、ときには小高木ともなる。
 常緑のものと落葉のものがあり,白色や紅色を帯びる花は、杯状に開くものから平開するものまである。
 果実も、紅熟するものから黒熟するものがあり,球形から楕円形まで多様。刈込みに強く,春の花やとくに美しい秋の果実を観賞するために,欧米では30種以上が栽植されている。
 ヒマラヤから中国にかけて40種以上にのぼる多くの種が記載されており,中央アジアからヨーロッパにかけてもいくつかの種が分布する。

 日本でも、落葉あるいは半常緑の低木で,水平に枝を多く出すベニシタンや,よく似て常緑で,小さい葉(長さ0.8cm)をつけるヒメシャリントウ が盆栽やロックガーデンに使用される。
 シャリントウ属は,トキワサンザシ属(ピラカンサ)に似ているが、とげを有していない。

R0012443 コトネアスター 11.05.11宮崎市祗園

R0012409 コトネアスター 11.05.11宮崎市祗園

R0011756 コトネアスター 10.12.25宮崎市祗園

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DSCN3207 コトネアスター 10.06.26宮崎市祗園

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DSCN7998 コトネアスター 11.05.11宮崎市祗園

コトネアスター バラ科 シャリントウ属  別名 ベニシタン

DSCN8002 コトネアスター 11.05.11宮崎市祗園

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R0012438 コトネアスター 11.05.11宮崎市祗園

R0012412 コトネアスター 11.05.11宮崎市祗園

R0011739 コトネアスター 10.12.25宮崎市祗園

DSCN6319 コトネアスター 10.12.25宮崎市祗園