イヌマキは雌雄異株で、開花は5月といいます。
 
 雄花は写真のとおり、穂状をしており、目につきやすい形状をしていますので、5月に、容易に観察できました(1~3段目の写真)

 一方、雌花は、葉えきに1個つき、初めは小さくて目立たないそうです。
 6月になると、緑色の果托をつけた雌花が目視できるというので、様子見に何回も足を運びました。
 写真のとおり、雌花はまるでお地蔵様が合掌しているような奇妙な形をしています(4~5段目の4枚)

 ようやく雌花の様子を撮影しましたので、雄花の写真とあわせて、【6月の花】 のページに掲載することとしました。。

 なお、赤紫色の果托をつけた緑色の果実は、別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。



【イヌマキ(原色樹木図鑑(北隆館))】
 常緑針葉高木で、幹は直立し、高さ15~20m、径50~80cm。
 樹皮は灰褐色で、浅く縦裂。
 葉は、扁平な線形、皮針形で全緑。革質で、上面は深緑色、下面は淡緑色で、密に互生する。
 雌雄異株。 
 開花は5月、雄花は円柱形、穂状で有柄、黄白色。小枝の葉えきに3~5束生。
 雌花は、葉えきに1個つき、緑色果托がある。
 球果は赤紫色に熟した果托上につき、9~10月緑色に熟す。
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R0019852 イヌマキ雌花 19.06.20 都城市
DSCN6016c イヌマキ雌花 19.06.20 都城市
DSCN6000c イヌマキ雌花 19.06.20 都城市
DSCN5994c イヌマキ雌花 19.06.20 都城市
イヌマキ  マキ科 マキ属
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DSCN1743c イヌマキ雄花 15.05.16 早水公園
DSCN1745c イヌマキ雄花 15.05.16 早水公園
DSCN6039c イヌマキ 19.06.21 都城市
DSCN1744c イヌマキ雄花 15.05.16 早水公園