加江田渓谷のシャシャンボの木を望遠撮影し、観察を続けていますが、一向に花をつけません。
諦めかけていたのですが、08年7月初旬、えびの市のみやまきりしまロード沿線で、ツルウメモドキを観察していたところ、白い花をびっしりつけたシャシャンボに偶然出会わしました。
加江田渓谷で、花の撮影に苦労したことが脳裏にあったので、シャシャンボであると直ぐに分かりました。
鐘形の花をびっしりつけたシャシャンボは、ドウダンツツジやアセビ、ネジキなどに、ほんとうによく似ています。
果実は、熟すと黒紫色になるそうです。
その後、継続して観察しましたが、花はたくさん咲いていたのに、果実は全く見当たりません。
雌雄異株なのでしょうか。
【シャシャンボ(原色牧野植物大図鑑から)】
関東地方南部以西,四国,九州及び台湾,朝鮮半島南部や中国に分布,暖帯の山野の林に多い常緑低木ないし小高木。
よく分枝し、高さ2〜4m。
葉は、長さ5〜6cm,厚く革質で密につく。
花は、初夏,包葉は花ごとにつき,花後も残存する。
液果は冬に熟し,甘酸っぱく食べられる。
和名は、ササンボつまり小小ん坊の意味で,実が丸く小さいことによる。古名サシブノキもまた同じ。
P1050676-1シャシャンボ 08.7.8みやまきりしまロードえびの市
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P1050682-1シャシャンボ 08.7.8みやまきりしまロードえびの市
シャシャンボ ツツジ科 コケモモ属 別名 サシブノキ、ワクラハ