ヌルデと同様、夏の霧島山で花のよく目立つ木です。
ウコギ科ハリギリ属の落葉高木で、高さ25m位、幹にも枝にも幅広いとげがあります。
葉は、枝先に集まって互生し、10〜30p、掌状に5〜9裂します。
材は建築、器具及びコクタンやキリの模擬材とするそうです。
和名は、枝に針があり、大きな葉をキリ(桐)に見立てたものといいます。別名は仙の木。
生駒高原への登り口にも大きなハリギリがありますが、こちらの方は、7月下旬にはもう花をつけていました。
標高はあまり違わないのに、花期は1ヶ月余りも違います。
木の環境の違いでしょう。
ちなみに、えびの高原のハリギリは、殆ど花期は一緒でした。
えびの高原で、8月に早くも黄葉するハリギリを見かけましたので、別ページに掲載しました。
2014年、9月下旬でしたが、花真っ盛りのハリギリを見かけました。
ハリギリはかなりの高木ですので、花を間近で観察する機会はなかなかありません。
ちょうど県道1号線蘇於峯橋から見下ろせる場所に生えていましたので、美しい花の様子を望遠撮影しました(4〜5段目の3枚の写真)。
8599 ハリギリ 04.8.24 県道1号線中腹
ハリギリ ウコギ科 ハリギリ属 別名 センノキ
L00092 ハリギリ 04.9.3 県道1号線
8632 ハリギリ 04.8.24 県道1号線露天風呂付近
L00090 ハリギリ 04.9.3 県道1号線
DSCN0314cハリギリ 14.09.26 県道1号線
DSCN0310cハリギリ 14.09.26 県道1号線
DSCN0312cハリギリ 14.09.26 県道1号線