初めて見たとき、花は、コバノセンナに似ていると思いましたが、小葉はコバノセンナに比べると非常に細長く、木全体の印象もコバノセンナとはかなり違っていました。

 調べてみると、コバノセンナの仲間のハナセンナでした。
 同じ仲間のモクセンナは小葉が丸っこく、葉はコバノセンナそっくり(小葉の対数はコバノセンナより多い)です。

 ハナセンナは園芸種ですが、宮崎に多いコバノセンナとの関係でホームページに載せることにしました。

 南米ブラジル、アルゼンチン原産で、日本には昭和の初めに渡来し、耐寒性はコバノセンナより強いそうです。
 
 コバノセンナは、九州南部では露地植えされていますので、耐寒性の強いハナセンナの植栽はより多いはずですが、あまり見かけない木です。

 幹は、直立して高さは2〜4メートルになります。
 葉は、偶数羽状複葉で、細長い小葉が8〜14対つきます。

 8月から10月頃、枝先に総状花序を出し、鮮やかな黄色い花を咲かせます。

 園芸の世界では、「ゴールデンキャンドル」とも、「アンデスの乙女」とも呼ばれているようです。
 また、花の香りがポップコーンのようだということから、「ポップコーンの木」とも呼ばれるそうです。

ハナセンナ  マメ科 カワラケツメイ属

N105520 ハナセンナ 06.08.19 小林市

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N108012 ハナセンナの実 06.11.12 小林市

N105517 ハナセンナ 06.08.19 小林市

N105518 ハナセンナ 06.08.19 小林市

N108015 ハナセンナの実 06.11.12 小林市