トベラ  トベラ科 トベラ属  別名 トビラギ、トビラノキ

 初冬の頃、山野を散策していると、赤い実がちらちら目に入ってくることがあり、足を止めて近寄ると、トベラの実が裂開して、赤い種子が覗いていることが多いようです。
 
 トベラの花については、【5月の花】 のページに載せましたので、あわせてご覧ください。

 初夏、白い集合花が大変目立つ植物です。

 暖地の海岸照葉樹林の代表的な植物の一つとされ、乾燥や病害虫に強いので、庭園樹、グリーンベルトなどにも使われ、園芸種も多いそうです。



 【トベラ(原色牧野植物大図鑑から)】
 東北地方以西,四国,九州,琉球列島,及び朝鮮半島南部,台湾,中国に分布。海岸に生え,生垣や庭木として栽植される常緑低木。
 高さ2〜3m。
 葉は互生し、厚く革質で光沢があり,乾けば両縁から裏に巻き,長さ5〜9cm。雌雄異株。
 花は、晩春に咲き,白色から黄色になり、径1〜1.5cm,芳香がある。
 和名は、トビラの転訛。節分に、これを扉に挟み、鬼を払うことにちなむ。

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DSCN4039bトベラ 13.12.03青島海岸

DSCN4043bトベラ 13.12.03青島海岸

P1140947-3トベラ 09.09.19美々津海岸

L10116 トベラ 05.11.22 宮崎港付近  

L10117 トベラ 05.11.22 宮崎港付近