ボダイジュ  シナノキ科 シナノキ属

 ボダイジュの花を撮影したのは6月初めでしたが、もう結実していました。

 中国中部の原産で,日本では寺院の庭によく植えられる落葉高木です。

 若枝や葉裏に、灰白色の星状毛が密生します。

 葉は長さ5〜10cm。

 花は初夏、良い香りがします。

 果実は径7〜8mm、念珠(ねんじゅ)をつくるそうです。

 お釈迦様が木の下で悟りを開いたという菩提樹は、クワ科のインドボダイジュで、葉形がやや似ていますが、別の植物だそうです。

 また、「泉に沿いて 繁る菩提樹…♪」 という、シューベルトの歌曲もよく知られていますが、この木の和名はセイヨウシナノキといい、別物とされています。

 
花序の柄にへら形の苞があるのがシナノキの仲間の特徴です。
 このヘラ状の苞は、果実が熟し、木から離れる時も、苞は果実に付いたままで、種子散布に役立つのでしょう。

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N104251 ボダイジュ 若い実 06.6.26 早水公園

N104252 ボダイジュ若い実 06.6.26 早水公園