たまたま訪れた県林業技術センターでシナヒイラギ、また、延岡植物園でフランスヒイラギと標示されている木を見かけました。
ちょうど真っ赤に熟した美しい実がついていましたので、園芸種と思いますが、載せることにしました。
両方とも、ヒイラギモドキ 別名シナヒイラギと思います。
セイヨウヒイラギは、葉が普通の楕円形で、縁全体に鋭い鋸歯が取り囲んでいますが、ヒイラギモドキの葉は、葉の形そのものが大きな不整形の鋸歯を形成するような特殊な形をしています。
ヒイラギモドキ、セイヨウヒイラギともに、ヒイラギの名がついていますが、モクセイ科モクセイ属のヒイラギとは無縁のモチノキ科モチノキ属です。
モクセイ科のヒイラギには、赤い実をつけるものはないと思います。
鋭くとがった歯牙のある硬い葉と赤い実をクリスマスの飾りとするお馴染みの植物で、欧米では、クリスマスホーリーと呼ばれているようです。
欧米ヨーロッパ中南部からアジア西部の原産だそうです。
多くの品種があり、果実を観賞するために庭に植えられる常緑高木です。
モクセイ科のヒイラギに似た葉を持つモチノキの意で、ヒイラギモチともいわれています。
なお、セイヨウヒイラギとヒイラギモチを別種としているもの、ヒイラギモチを別名シナヒイラギとしているもの、また、クリスマスに使うのはアメリカヒイラギとしているものなど、名前については、扱いが一定していないようです。
L02342 シナヒイラギ 04.12.10 県林業技術センター
N108588 ヒイラギモドキ 06.12.11 こどものくに
L02375 フランスヒイラギ 04.12.14 延岡植物園
L02343 シナヒイラギ 04.12.10 県林業技術センター
ヒイラギモドキ モチノキ科 モチノキ属 別名 シナヒイラギ、ヒイラギモチ、クリスマスホーリー
L02374 フランスヒイラギ 04.12.14 延岡植物園
N108585 ヒイラギモドキ 06.12.11 こどものくに