しばらく振りに高鍋湿原を訪れたところ、作業の手を止めて案内いただいた係の方のお陰で、シリブカガシを観察する機会を得ました。
 
 花は、晩秋とのことですが、早くもびっしりとたくさんの花を咲かせていました。
 近寄れず、望遠撮影しましたが、長い雄花序の下部に雌花がつきます(右下の写真)

 また、前年稔った堅果もたくさんついています。
 翌年秋の花期に熟すと言いますが、少し時期が早いのか、まだ青い色をしていました。



【シリブカガシ(原色牧野植物大図鑑から)】
 近畿地方から琉球列島及び台湾,中国中南部の暖帯から亜熱帯に分布する常緑高木。
 高さ15m位,樹皮は暗色。
 葉は互生,長さ5~15cm。革質で表面に光沢があり,裏面には伏毛を密生し銀白色。
 花は晩秋。
 堅果は、翌年秋の花期に熟し、長さ2cm位。種子は食べられる。
 和名の尻深ガシ(しりぶかがし)は、堅果の底部の付着点が凹入していることに基づいた名。
シリブカガシ  ブナ科 マテバシイ属  別名 シリブカ
DSCN0243c シリブカガシ雄花序&雌花 14.09.18高鍋湿原
DSCN0241c シリブカガシ 14.09.18 高鍋湿原
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DSCN0240c シリブカガシ 14.09.18 高鍋湿原
DSCN0239c シリブカガシ 14.09.18 高鍋湿原