青島亜熱帯植物園の植込みの中で、鮮やかな朱色の多数の花を半球状につけ、きれいに咲いている低花木を見かけました。
 
 やや広い倒卵形をした葉の茎頂に花をつけているので、葉の緑色が補色となって、花色が一際目立つ植物です。

 名前が分かりませんでしたが、図鑑を調べ、東南アジア原産の常緑低木で、アカネ科のサンタンカと分かりました。

 近寄って観察してみると、筒状花は、およそ3cmほどの長い花筒が特徴的で、先の方は4裂しているようです。

 果実も観察したいと思います。



【サンタンカ(原色世界植物大図鑑(北隆館)から)】
 インド半島西部に分布する常緑低木。観賞用に栽培される。
 茎は多数分枝し、高さ1.2m位、無毛。
 葉は、倒卵形から卵状長楕円形、長さ5~7.5cm、側脈多数、托葉に強直な剛毛がある。
 花は夏、ゆるい3叉の集散花序。がく片は短く、鋸歯縁、子房より短い。
 花筒は長さ2.5~3cm、裂片は長楕円状卵形、筒部の半分の長さ。雄しべは4個。花柱は糸状で2岐。
 果実は、球形で径1.3cm、紫色。
 種小名は、緋紅色の意。
DSCN0180cサンタンカ 14.09.17青島亜熱帯植物園 
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サンタンカ  アカネ科 サンタンカ属
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