丸く赤い熟果がまるでサンゴのようなタマサンゴは、もともと観賞用として親しまれていたようですが、九州では野生化し、路傍や空き地などでよくみかける植物です。

 一見、草のようにみえますが、常緑小低木です。
 撮影したタマサンゴも、公園の通路脇と民有地空き地に生えていたものです。

 花期は、夏から秋とされていますが、5月末には早くも花が咲き始めました(4~5段目の3枚の写真)
 
 実際には、果実が色づき始めた9月半ばでも、まだ咲いている花がありましたので、【9月の花】 のページに掲載しました。

 花色は真っ白で、橙黄色を帯びた雄しべが特徴的です。
 ナス科の花らしく、花冠は5深裂し、下向きに美しい花をつけます。



【タマサンゴ(原色牧野植物大図鑑から)】

 ブラジル原産で明治中頃に日本へ輸入された。
 観賞のため栽植されるが,九州では野生化し,暖地では冬も緑の常緑小低木。
 高さ1~1.5m。
 葉は、密に繁って互生,長さ5~10cm。
 夏から秋,葉と対生のように短枝を出し,径1.5cm位の花をつける。
 果実は径1.3cm位,橙黄色から紅色、また、まれに黄色もあり,熟すと美しい。
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DSCN2366c タマサンゴ 15.09.19 都城市
R0017983 タマサンゴ 15.09.17 都城市
R0017982 タマサンゴ 15.09.17 都城市
DSCN1809c タマサンゴ 15.05.27 都城市早水公園
DSCN1813c タマサンゴ 15.05.27 都城市早水公園
DSCN1808c タマサンゴ 15.05.27 都城市早水公園
R0018029 タマサンゴ 15.09.17 都城市
R0018031 タマサンゴ 15.09.17 都城市
R0017969 タマサンゴ 15.09.09 都城市
タマサンゴ  ナス科 ナス属 別名 フユサンゴ、リュウノタマ
DSCN2364c タマサンゴ 15.09.19 都城市
DSCN2363c タマサンゴ 15.09.19 都城市