えびの高原からえびの市へ向けて、県道30号線を1〜2q下った場所、道路わきの排水路の縁に、一本だけ咲いていました。

 センブリに似ていますが、センブリの5花弁(本当は5深裂のようです)に対して、この花は4花弁です。

 図鑑類を調べても分からず、諦めていましたが、インターネットでいろいろセンブリの写真を見ていたところ、花びらが5枚の花と4枚の花が混在しているセンブリの写真がありました。

 『センブリの花びらは普通5枚ですが、4枚のものもあります。』 との撮影者による記述がありました。

 この写真の花は全て4花弁で、5花弁のものは全くついていませんでしたが、一応センブリとして記録のため掲載することにしました。

 県総合博物館の専門家の見解もセンブリでした。

 センブリは、各地の日当たりのよい山の林地に生える越年草とされています。

 茎は高さ10〜25cmで、四角、葉は長さ1.5〜3.5cm。

 花は秋、花冠は径1.5cm位で紫脈があり、基部には長毛と2つの腺体があります。

 和名の千振(せんぶり)は、熱湯の中で千回振り出してもまだ苦味が残るという意味だそうです。
 胃腸薬として、有名。

 方言に、クスリクサ、ニガクサなどがあるそうです。


 その後、06年に5花弁と4花弁が混在するセンブリ、5花弁のみのセンブリを撮影しましたので、写真を追加しました(4〜6段目左側の3枚の写真)

センブリ  リンドウ科 センブリ属  別名 クスリグサ、トウヤク、ニガクサ
                       県:準絶滅危惧

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N107134 センブリ 5花弁 06.10.11 県道1号線

L09024 センブリ 05.10.9 県道30号線

L09023 センブリ 05.10.9 県道30号線

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L09021 センブリ 05.10.9 県道30号線

N107135 センブリ 5花弁と4花弁が混在 06.10.11 県道1号線 

N107228 センブリ 5花弁と4花弁が混在 06.10.18 県道1号線

L09018 センブリ 05.10.9 県道30号線