東南アジアの熱帯に広く分布し、日本では奄美大島以南の南西諸島に見られる常緑小高木です。

 芳香があり、常緑の枝葉がよく茂るので、人家の生垣などに広く植栽されています。

 若枝は緑色、2年目には灰白色となります。

 葉は互生し、3〜9個の奇数複葉です。
 小葉は、長さ1.5〜5cm、幅1〜2.5cm、倒卵状楕円形あるいは倒卵形。
 
 花は、初夏から初秋とされています。
 枝先または葉えきに、散房花序を出し、数個の5弁の白花をつけます。

 果実は赤熟、前年の赤く熟した果実もまだ残っていましたので、撮影した果実の写真は、別途、【美しい木々の実】 のページに掲載しました。

 材はきわめて堅く、緻密で光沢がありますので、彫刻、刃物の柄、文鎮、印鑑、くしなどに使われるそうです。

 ジャワでは、葉をカレー料理の香味料とし、樹皮を粉末にして化粧用とするそうです。

L09100 ゲッキツ 05.10.15 こどものくに

L09102 ゲッキツ 05.10.15 こどものくに

ゲッキツ  ミカン科 ゲッキツ属

L09103 ゲッキツ 05.10.15 こどものくに

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