県農試亜熱帯作物支場で、カカオノキの花が咲いていました。
 滅多にない観察機会でしたので、花のほか、果実も一緒に撮影しました。

 ココアやチョコレートでお馴染みのカカオノキですが、カカオノキを間近に観察する機会は殆どありません。

 幹に、直接、花や実をつける特徴があり、「幹生果(かんせいか)」というそうです。

 2008年と2011年に、県の薬草・地域作物センターの温室でも、カカオノキが見事に結実していましたので、写真を追加しました(4段目から、3枚の写真)。



【カカオノキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 南アメリカ原産で,世界の熱帯で栽培される小高木。
 高さ、4〜6m。
 葉は、互生し,両端が関節状にふくれた短柄があり,楕円形で、長さ20〜30cm。
 花は、幹や太い枝に集散花序につく。
 がくは5深裂し,花弁は5個あり,紅色ないし淡黄色。
 果実は、長さ 15〜30cm のラグビーボール形。
 種子は、長さ 3cm ほどで,ココアやチョコレートの原料となる。
 

DSCN16388カカオノキ果実 08.8.31薬草・地域作物センター

P830004-1カカオノキ果実 08.8.31薬草・地域作物センター

P830006-1カカオノキ 08.8.31薬草・地域作物センター

130058-1カカオノキ 07.10.13県亜熱帯作物支場

130054-1カカオノキ 07.10.13県亜熱帯作物支場

130056-1カカオノキの果実 07.10.13県亜熱帯作物支場

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DSCN16386カカオノキ果実 08.8.31薬草・地域作物センター

カカオノキ  アオギリ科 カカオ属 別名 ココアノキ