DSCN3743bトックリキワタ 13.10.20宮崎大学
トックリキワタ パンヤ科 トックリキワタ属 別名 パラポラチョ、カポック
加江田渓谷からの帰路、宮崎大学構内を走行中に、木花フィールドで紅花をいっぱいつけたトックリキワタの巨木を見かけました。
近寄ってみると、かつてパラグァイやブラジルで見たトックリキワタを凌ぐ見事な大木です。
大学にお尋ねしたところ、黒木博知事時代にブラジルからいただいたトックリキワタの種をはん種・育苗し、植えてから25年経ち、現在のような大木に成長したとのこと。
樹下には、早くも散り始めた紅色の花びらがたくさん落ちていました。
酷暑続きの今年は例年より早く開花したそうですが、次々と蕾が開き、もう暫くは鮮やかな美しい花が見られそうです。
11月半ばの大学開放時には、毎年、地域の方々の目を楽しませているそうです。
因みに、こどものくにでは、カポックと呼ばれ、県青島亜熱帯植物園では、「パラボラチョ」 とも呼ばれ、園内の露地で、白花のアケボノキワタとともに、たくさん植栽されています。
南米原産で、宮崎のような暖かい地方にしか育たないのか、普通の図鑑類には掲載されていません。
沖縄では、街路樹に多く使われています。
名前にキワタと付いているように、果実は、初夏に綿状に変化して、カポック綿と呼ばれ、救命着等の綿として使われたそうです。
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