カナクギノキの花、カナクギノキの美しい果実は、別ページに掲載したとおりです。
霧島・えびの方面で、普通に見られる雌雄異株の落葉小高木で、黄葉も目立ちます。
最上段の写真は雄株ですが、すでに赤い果実は落ちていましたので、2段目の写真は雌雄どちらか分かりません。
2014年11月初め、えびの高原で、見事に黄葉したカナクギノキを見かけましたので、写真を追加しました(3〜4段目の4枚の写真)。
えびの高原(硫黄山)の火口周辺警報を受けて、10月24日から、硫黄山から概ね1qの範囲での立入規制が行われています。
このカナクギノキは、通行止めとなっている県道1号線と県道30号線のちょうど交点付近にナナカマド等と並んで生えています。
10月の2度の台風に遭い、紅葉シーズン前に大半の木々がすっかり落葉したえびの高原ですが、黄金色に輝くこのカナクギノキは、訪れた人々の目を楽しませていました。
【カナクギノキ(原色牧野植物大図鑑から)】
長野県以西,四国,九州及び朝鮮半島,中国中部に分布,山地に生える落葉小高木。高さ5m位,
樹皮は、黄白色,古くなると、小片となって剥げ落ちる。
葉柄は、赤みを帯びる。葉は、互生し、長さ5〜15cm。
花は、晩春,雌雄異株。 液果は、赤熟する。
和名は、材を小楊枝や細工物に用いるためとされるが、鹿の子木がなまったともいう。
DSCN0966cカナクギノキ 14.11.03えびの高原
DSCN0965cカナクギノキ 14.11.03えびの高原
カナクギノキ クスノキ科 クロモジ属
P1010275 カナクギノキ 04.10.30 県道1号線
P1010346 カナクギノキ 04.10.30 県道30号線
DSCN0974cカナクギノキ 14.11.03えびの高原
DSCN0972cカナクギノキ 14.11.03えびの高原