ウツボカズラ(靫葛)は、代表的な食虫植物で、葉が壷型に変形し、虫を捕らえます。
 
 ウツボカズラ類は、普通はつる植物で、他の植物に寄りかかって高くまで登りますが、一部に高く伸びない草本的なものもあるようです。 根は貧弱で、あまり発達しないが、ときに根元からも新芽を出します。
 
 なかなかウツボカズラの開花を観察する機会がありませんでしたが、2015年5月、県薬草・地域作物センターの温室で、雌花序を見かけましたので、写真を追加しました(3〜4段目の4枚の写真)
 すでに子房が膨らみ、果実になりかけており、花期真っ盛りではありません。 来季にまた観察したいと思います。
 
 なお、掲載ページを【5月の花】にページ変更しました。

【ウツボカズラ(原色牧野植物大図鑑から)】
 中国南部,インドシナ,マレー半島に広く分布。
 常緑のつる性の食虫植物。日本では温室で栽培する。
 葉は長さ10〜20cm,中央脈は長くのび出て,他物に巻きつき,先端は補虫のうとなる。袋は消化液を分泌し,虫を補食する。
 花は夏,雌雄異株。
 和名の靭(うつぼ)は、矢を入れて腰につける武具で,葉の袋をなぞった名。 漢名猪籠草。
1090571 ウツボカズラ 07.2.14 フローランテ宮崎
R0017428ウツボカズラ雌花 15.05.29薬草・地域作物センター
DSCN1879cウツボカズラ雌花序 15.05.29薬草・地域作物センター
DSCN1878cウツボカズラ雌花序 15.05.29薬草・地域作物センター
R0017426ウツボカズラ雌花 15.05.29薬草・地域作物センター
DSCN1882cウツボカズラ 15.05.29薬草・地域作物センター
P1060342 ウツボカズラ 08.8.28 フローランテ宮崎
1090572 ウツボカズラ 07.2.14 フローランテ宮崎
トップページに戻る
5月の花 目次に戻る
ウツボカズラ  ウツボカズラ科 ウツボカズラ属