ヤノネグサ タデ科 タデ属
オタカラコウが自生する谷あいの奥まった湿地(おそらく耕作放棄地と思われる)で、ミゾソバに少し似た白い小花をつけた草をたくさん見かけました。
ミゾソバに比べ花が小さく、葉形も違うので、同行の植物の専門家に尋ねたところ、ミゾソバと同科同属のヤノネグサと分かりました。
花は大変地味ですが、茎の下部は横にはい広がって、上部は斜上して生えていますので、やや目立つ草です。
【ヤノネグサ(原色牧野植物大図鑑から)】
日本各地,及び朝鮮半島の温帯から暖帯に分布。
湿地に生える1年草。
茎は下部が横にはい広がって,上部は斜上し,長さ30~90cm,小さな逆刺が粗らにある。
葉は互生し,無毛,葉鞘は長く,縁に長い毛が生える。
花は秋に咲き,淡紅色,ときに白色の小花を頭状に集めてつける。
がくは深く5裂,長さ2~3mm。
和名矢の根草は、葉形が矢じりに似ていることによる。
R0018527 ヤノネグサ 16.10.13 都城市吉之元町
R0018530 ヤノネグサ 16.10.13 都城市吉之元町
R0018526 ヤノネグサ葉 16.10.13 都城市吉之元町
R0018532 ヤノネグサ 16.10.13 都城市吉之元町
R0018525 ヤノネグサ 16.10.13 都城市吉之元町
R0018528 ヤノネグサ 16.10.13 都城市吉之元町