都城市早水公園の薬草コーナーで、見かけたムカゴイラクサです。
花期を過ぎていましたが、茎頂から伸びた雌花穂にはまだたくさんの雌花をつけていました。
尖った花柱が大変ユニークな雌花です。
茎や葉に刺毛があるため、用心しながら観察し、下部の葉えきから出る雄花穂や和名の由来となったムカゴを上手く撮影せずに、早々に退散しました。
数日後、ムカゴを撮影しましたので写真を追加しました(3~4段目の2枚)。
痩果は周りが翼状になり、縦長のハート形といいますので、引き続き観察したいと思います。
【ムカゴイラクサ(原色牧野植物大図鑑から)】
日本各地,及び朝鮮半島,中国の温帯に分布。
山中の樹林下に生える多年草。
褐色の珠芽が落ちて繁殖。
高さ30~60cm,茎や葉に刺毛がまばらにある。
花は夏,雄花穂は下部の葉えきから円錐花序に,雌花穂は茎先の葉えきから1本のびる。
花後,がく片が成長し,2枚だけが他より大形になる。
和名は珠芽,すなわちムカゴができるため。
R0019089 ムカゴイラクサのムカゴ 17.10.10 早水公園
R0019085 ムカゴイラクサのムカゴ 17.10.10 早水公園
R0019044 ムカゴイラクサ 17.10.04 早水公園
R0019042 ムカゴイラクサ 17.10.04 早水公園
R0019043 ムカゴイラクサ 17.10.04 早水公園
ムカゴイラクサ イラクサ科 ムカゴイラクサ属
R0019041 ムカゴイラクサ 17.10.04 早水公園