みやまきりしまロード小林市で撮影しましたが、原野、道端などいたるところで見られます。

 熱帯アメリカ原産の帰化植物で、草丈10〜40pぐらいの1年草です。

 茎は、二叉に何回か枝分かれし、全体に多毛です。
 葉は対生、下方のものは有柄、上方のものは無柄となります。

 花期は長く、4〜11月とされています。
 頭花は小さく、径5mm程度です。

 コゴメギクによく似ているといわれ、ハキダメギクしか載せていない図鑑の方が多いようです。


 コゴメギクは数が少なく、ハキダメギクはいたるところで雑草化しているということから、一応ハキダメギクとしましたが、よく分かりません。

 ハキダメギクの名前は、チッ素分の多いごみ捨場、はきだめに生えているのをよく見かけることからいうそうです。

 ハキダメギクとコゴメギクとの区別は、花を分解してルーペで冠毛の形を比較する必要があるとしている図鑑もありました。

 04年10月の古い写真は、11月に撮影したものと入れ替えました。
 なお、属名は、「原色牧野植物大図鑑」 に従って、ハキダメギク属と表記しました。
 
 ハキダメギクの花とともに、茎や総苞の腺毛冠毛果実の様子を撮影しましたので、写真を追加しました(4〜6段目の6枚)



【ハキダメギク(原色牧野植物大図鑑から)】
 熱帯アメリカ原産で,日本には大正時代に帰化し,人家近くや道端に多い1年草。
 茎は高さ10〜40cm,よく分枝し、全体に軟らかく倒れやすい。
 葉は長さ1.5〜5cmで薄い。
 花は晩春から秋,花径5mm内外,管状花の周囲に3裂の舌状花が5個つく。
 和名の掃溜菊(はきだめぎく)は、ごみ捨て場などに多く生えていることに基づく。

R0018556 ハキダメギク 16.10.18 都城市

R0018540 ハキダメギク 16.10.18 都城市

R0018563 ハキダメギク 16.10.18 都城市

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DSCN3816c ハキダメギク 16.10.18 都城市

L10089 ハキダメギク 05.11.20 みやまきりしまロード小林市

ハキダメギク  キク科 ハキダメギク属 

L10085 ハキダメギク 05.11.20 みやまきりしまロード小林市

DSCN3818c ハキダメギク 16.10.18 都城市

DSCN3814c ハキダメギク 16.10.18 都城市

L10090 ハキダメギク 05.11.20 みやまきりしまロード小林市