青島植物園の片隅に雑草然として生えていました。
 トキホコリの仲間かと思いましたが、トキホコリは、葉が互生です。

 シマニシキソウは、小笠原では,道端やちょっとした空き地で よく見かける野の草です。
 葉も花も地味なため、気づかれずに見過ごされる植物といわれています。

 葉は、表が濃い緑色か明るい緑色をしていますが、葉の裏側は白っぽい色をしており、葉先がとがっています。


 枝が地面から斜上して伸びる特徴ある草状のオオニシキソウとは大きさだけでも見分けがつきますが、オオニシキソウは無毛、本種は凾ウく果に毛が生えることから、両者を見分けることができます。


 2014年秋、青島亜熱帯植物園で、最近見かけなくなったシマニシキソウを220号線沿いの道の駅フェニックスで見かけました。
 遊歩道や土手の数カ所で群生していました。
 ちょうど花を咲かせていましたので、写真を追加しました
(4〜6段目の5枚の写真)。



【シマニシキソウ(原色牧野植物大図鑑から)】
 熱帯アメリカ原産の一年草。

 全世界の熱帯,亜熱帯に,広く分布。
 日本では近畿地方南部,四国,九州,南西諸島や小笠原諸島に見られる1年草。
 茎は、長さ40cmになり、短毛と長毛を密生する。
 葉は対生し,長さ2.5〜4cm,幅0.8〜2cmの卵形あるいは広卵形。表面は多少赤褐色を帯びた青緑色で、裏面は黄緑色。
 葉えきから出る枝先に、杯状花序が密集してつく。
 さく果は、広三角形。3稜があり、伏した毛が全体に散生する。種子は狭卵形。

シマニシキソウ  トウダイグサ科 ニシキソウ属

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R0017004シマニシキソウ 14.10.31道の駅フェニックス

R0017003シマニシキソウ 14.10.31道の駅フェニックス

10039-1シマニシキソウ 07.10.7青島亜熱帯植物園

R0016996シマニシキソウ 14.10.31道の駅フェニックス

101026-1シマニシキソウ 07.10.07青島亜熱帯植物園

R0017002シマニシキソウ 14.10.31道の駅フェニックス

R0016997シマニシキソウ 14.10.31道の駅フェニックス

101024-1シマニシキソウ 07.10.7青島亜熱帯植物園