カニクサ  フサシダ科 カニクサ属

 日本中部以南、琉球列島から、東アジア、東南アジアを経てオセアニアに渡る、広い分布域を持つ。
 本州中部以南に分布し、道端にも出現する。

 シダ類では珍しい、巻き付く形のつる植物である。
 別名ツルシノブは、これに由来する。

 長くのぼる蔓は、実は1枚の葉で、本当の茎は地下にあり、横に這い、先端から一枚の葉を地上に伸ばす。
 株が小さいうちは葉は短く、次第に長い葉を出すようになり、長いものは2mを越える。
 葉は、日本では冬に枯れる場合が多いが、より温暖な地域では枯れずに残る。

 ごく乾燥したところにもよく生育し、日向にも出てくる。
 雑草的な性格が強い。
 北アメリカに帰化しており、よく繁殖してやっかい者になっているとのこと。
 
 名前の由来は、蟹草で子供が蟹を釣るのに使ったことがあるのに由来するという。
 蔓を使ってカゴを編んだり、利尿薬として用いられることもある。
(フリー百科事典「ウィキペディア」から)

P1070262-3カニクサ 08.10.04 日向市権現崎公園

P1070261-3カニクサ 08.10.04 日向市権現崎公園

P1070263-3カニクサ 08.10.04 日向市権現崎公園

身近な野の花 10月目次に戻る
トップページに戻る
身近な野の花 総目次に戻る