県薬草・地域作物センターの海浜植物の展示園のカモノハシです。
 近寄って花穂を観察すると、その名のとおり、まさに鴨の嘴のように2片からなるとてもユニークな花穂です。

 なお、カモノハシによく似ているが、花穂が二つに割れてはいないケカモノハシについては、別ページに掲載してありますので、あわせてご覧ください。



【カモノハシ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州,四国,九州及び朝鮮半島南部,中国黄海沿岸の温帯から暖帯に分布。
 原野や海岸近くの草地に生える多年草。
 束生し,高さ60cm位,下部は節で曲がり,多少地に伏す。
 葉は、長さ15〜30cm。
 花は、夏から秋。
 長さ 6cm位の紫赤色を帯びた2個の花穂を平行してつけ,小穂は長さ 6mm位,肥厚した軸の各節に有柄・無柄が対になってつく。
 和名の鴨の嘴は、2片からなる花穂をカモのくちばしに見立てた名。
 

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カモノハシ  イネ科 カモノハシ属

P1070561-3カモノハシ 08.10.14 薬草・地域作物センター

P1070562-3カモノハシ 08.10.14 薬草・地域作物センター

P1070562-3カモノハシ 08.10.14 薬草・地域作物センター

P1070544-3カモノハシ 08.10.14 薬草・地域作物センター