オオタニワタリ  チャセンシダ科 チャセンシダ属    国:絶滅危惧U類
                                  県:絶滅危惧TB類

 日本の南部の樹林に自生し、樹上や岩上などに着生している大型のシダです。

 茎は、短くて直立します。

 葉は、茎の先端に集中して放射状に配列し、斜め上に伸びるので、幅の広い単葉が重なりあって、全体として杯状になり、特徴のある姿をしています。

 葉が杯状になるのは、雨水や落ち葉をここに集めて、自分が成長するための肥料とするための適応と考えられています。

 茎の側面は、たくさんの根が出て、黒褐色のふわふわしたスポンジ状の固まりとなっています。

N108620 オオタニワタリ 杯状の葉 06.12.15 こどものくに

N108623 オオタニワタリ 葉裏 06.12.15 こどものくに

N108577 オオタニワタリ 06.12.11 こどものくに

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