ヒトモトススキ  カヤツリグサ科 ヒトモトススキ属  別名シシキリガヤ

 美々津海岸でノジギクを撮影した折、海岸端の藪の中で見つけました。
 海岸に生えていましたので、珍しいと思い、撮影しました。
 県総合博物館に照会したところ、ヒトモトススキとわかりました。

 図鑑によると、関東南部から四国、九州、琉球の海岸近くの水辺に生えるカヤツリグサ科の大型の草で、日本に現生するカヤツリグサ類では、最大の草だそうです。

 密生した群落を作るとされていますが、一株だけ生えていました。
 葉のざらつきが激しく、群落に迷い込んだら大変危険なことになるそうです。


【ヒトモトススキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 中部地方以西,四国,九州,琉球列島,及び朝鮮半島南部,台湾,中国,インド,マレー,オーストラリアの暖帯から熱帯に分布,海岸に生える多年草。高さ2m。
 茎は、密にそう生し,硬質で平滑。
 葉は、幅広い線形で硬く,縁はざらつく。
 花は秋。 茎頂に複散房花序を5〜6個つける。
 和名の一本ススキは、1株から多数の葉が出るところからいう。

P1080291-3 ヒトモトススキ 08.11.11 美々津海岸

P1080289-3 ヒトモトススキ 08.11.11 美々津海岸

P1080290-3 ヒトモトススキ 08.11.11 美々津海岸

トップページに戻る
身近な野の花 11〜12月目次に戻る
身近な野の花 総目次に戻る