早春、春の到来を告げる花の一つです。

 日当たりのよい野原や土手などに生える多年草で、背丈は10〜20pと低く、小さく目立たない花です。

 西都原公園202号古墳の近くに群生していると聞いて、撮影に出かけ、202号古墳近くの草むらで咲いているアマナを見つけました。

 根生葉はやや白っぽく、花茎の基部に2枚出ます。

 花は、春、花茎は1本、まれに2本、中ほどに長さ3cm位の葉状苞を3枚つけ、先に白花を単生します。
 花は平開せず、チューリップのように半開きです。
 ちなみに、チューリップもアマナ属です。

 花茎は、やや紫がかった色をしていました。
 夏に、地上部は枯れるそうです。

 和名の甘菜は、鱗茎の白い肉に苦味がなく、食用となることからいうそうです。


 なお、アマナは、曇り日には、花は閉じたままと聞いていましたので、曇天の日に確認しました。

 曇天のアマナは花が開きませんので、葉状の苞がはっきり見えます(最下段2枚)

アマナ  ユリ科 アマナ属 別名 ムギグワイ

L10569 曇天の日のアマナ 花が開かないので、苞が確認できる。  06.2.28 西都原公園

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L10568 曇天のアマナ 11:00 花は開かない。
06.2.28 西都原公園

L10561 アマナ 06.02.27 西都原公園

L10555 アマナ 06.02.27 西都原公園

L1556 アマナ 06.02.27 西都原公園