R0011936セリバオウレン果実11.03.26薬草・地域作物センター
DSCN6773セリバオウレン葉 11.04.01薬草・地域作物センター
県薬草・地域作物センターを散策中、小さな花をつけたセリバオウレンを見かけました。
セリバオウレンは,日本海側に分布するオウレンに対して,主に太平洋側や西日本に多い変種だそうです。
オウレンが1回3出複葉であるのに対して,セリバオウレンは2回3出複葉。
一見して,葉の切れこみが細かく繊細な感じがするそうです。
観察したセリバオウレンは、葉が殆ど残っていませんでしたので、今後観察したいと思います。
花期は早く、太平洋側の温かい地方では、1月から花を見ることもあるそうです。
花は、雄花と両性花があり、数は雄花の方が多く、近づいてみれば両性花には雌しべがあるのがわかるが、遠目にも黄色っぽくて大きめの花が両性花と見分けられるとされています。
葉が3回3出するものをコセリバオウレンvar. majorとして分ける意見もあるそうです。
【セリバオウレン(原色牧野植物大図鑑から)】
各地の山の樹の下に生える常緑多年草。
葉は全部根生,多裂した3出羽状複葉,小葉はさらに切れ込む。
花は春,高さ7cm位の花茎を出し,茎上に柄のある径1cmの白花を2〜3個開く。
皮針形のがく片は5〜7枚,花弁は5〜6枚,雄花には雄しべが多数,雌花には数個の心皮がある。
果実は、1〜1.5cmの袋果,輪状に並ぶ。
和名は、芹葉黄連。
R0011932 セリバオウレン 11.03.26薬草・地域作物センター
R0011929 セリバオウレン 11.03.26薬草・地域作物センター
DSCN7548セリバオウレン葉 11.04.19薬草・地域作物センター