空き家のブロック塀脇で、横枝をたくさん出している草丈30cmくらいの見慣れない植物を見かけました。

 蕾らしきものを頂生し、線形の細長い葉は灰白色を帯びた緑色をしています。

 名前が分からず、図鑑を調べ、帰化植物のアレチノギクと分かりました。
 頂生しているのは蕾ではなく、筒状花と舌状花からなる頭花であることもわかりました。
 しばらく観察を続けてみます。


 一か月後に再訪すると、30cmくらいだった草丈は数十cm超に伸び、横枝全体がさらに横に広がっていました(3段目左側の写真)

 蕾も未だたくさんつけ、頭花も開花し続けていましたが、白い冠毛を纏った球形の果実をつけた果序がよく目立ち、印象的です(3段目右側の写真)

 近寄って、蕾、頭花、果序やそう果などの様子も撮影しましたので写真を追加しました(4~9段目の写真)



【アレチノギク(原色牧野植物大図鑑から)】
 南アメリカ原産で世界に広く帰化し,日本へは明治中頃に渡来して各地の道端や荒地に生える1~2年草。
 茎は高さ30~60cm,花序の下から横枝が出て主幹より高くのびる。全体に灰白色の毛が多い。
 下部の葉にはまばらで粗いきょ歯があるが,上部の葉は線形。
 花は春から夏,管状花と舌状花からなる。
 和名は荒地の野菊の意。
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R0019825 アレチノギク 19.06.06 都城市
DSCN5957c アレチノギク 19.06.05 都城市
R0019830 アレチノギク 19.06.06 都城市
DSCN5956c アレチノギク 19.06.05 都城市
DSCN5962c アレチノギク 19.06.05 都城市
R0019794 アレチノギク 19.06.05 都城市
R0019809 アレチノギク 19.06.06 都城市
アレチノギク  キク科 ヒメムカシヨモギ属
DSCN5945c アレチノギク 19.06.04 都城市
R0019815 アレチノギク 19.06.06 都城市
R0019824 アレチノギク 19.06.06 都城市
R0019822 アレチノギク 19.06.06 都城市
R0019803 アレチノギク 19.06.06 都城市
DSCN5879c アレチノギク 19.04.24 都城市
DSCN5878c アレチノギク 19.04.24 都城市
R0019837 アレチノギク 19.06.06 都城市