アゼムシロ キキョウ科 ミゾカクシ属 別名 ミゾカクシ
川南湿原を散策中、水際の地面を這って群生している小さな草を見かけました。
花が咲いていないので、名前が分からず、県総合博物館に照会したところ、アゼムシロと分かりました。
水田、湿地、あぜなどにムシロを敷いたように群生するので、アゼムシロの名があるのだそうです。
また、ミゾカクシという別名も、同じ理由でいわれているのだそうです。
綺麗な花を咲かせるとのことですので、開花期を待って、花は観察したいと思います。
【アゼムシロ(原色牧野植物大図鑑から)】
日本各地を初め,台湾,朝鮮半島,中国,インド,マレーの温帯から熱帯に広く分布。
田のあぜや湿地に多い多年草。
茎は、長さ20cm位で地面を這い,節から根を出し,ところどころで斜上する。
全体無毛。
葉は、長さ1〜2cm。
花は、夏から秋,花冠には紅紫色のはん点がある。
花後、花柄は下に垂れる。
和名の畔筵(あぜむしろ)は、あぜに広がるからいう。
別名溝隠(みぞかくし)。
DSCN1337-1アゼムシロ 10.04.13川南町川南湿原
DSCN1339-1アゼムシロ 10.04.13川南町川南湿原
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