ミズキンバイ  アカバナ科 ミズキンバイ属  国:絶滅危惧U類  県:絶滅危惧TA類

 宮崎市 江田神社近く(江田川源流付近)に、地元住民による自然保護団体「山崎エコアップ会」が水路や遊歩道等の保全に取り組んでいる 『山崎ホタルピア』 があります。

 同会の世話人の方から、ミズキンバイ、ヌマゼリ等が自生すると伺いましたので、花期を待って散策に出掛けました。

 ホタルの棲息する水路には、セキショウが生育していましたが、下流の一角で、黄色い花を咲かせているミズキンバイを見つけました。

 よく繁って水面を覆うそうですが、ここのミズキンバイは、辺り一面に繁茂しているオオフサモの合間から、茎を立ち上げているものもありました。
 
 ミズキンバイは、千葉、神奈川・高知、宮崎の4地域のみに生育している稀少植物といわれ、近年、宮崎でも急速に姿を消しつつあるそうです。



【ミズキンバイ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州,四国,九州,及び台湾と海南島の暖帯から亜熱帯に分布,池や沼の水中に生える多年草。
 ときにはよく繁って,水面をおおう。泥中にある地下茎から白色の呼吸根を出す。
 茎は、地下茎から斜めに立ち、高さ30cm位。
 葉柄の基部に、腺体がある。
 花は、夏から秋に咲き,花柄は長さ4cm位。花径2.5cm位で,花弁の先端はへこむ。

DSCN2144aミズキンバイ 12.05.17宮崎市江田川

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