別ページに掲載しているメリケントキンソウも南アメリカからの帰化植物で、シマトキンソウと同科同属です。

 両者は葉身の色や形が似ており、宮崎県庁ホームページによると、《 株が成長するまでは葉身の小羽片や頂羽片の違いを確認する等、見分け方が難しい 》 とのことです。
 
 一方、株が成長し、花期を迎える頃になると、
シマトキンソウは、枝がないか、出ても短く毛も少ないが、メリケントキソウは、必ず枝が出て、毛が多い。
シマトキンソウの花は株の中心につき、枝についても地面に接していることが多いが、メリケントキソウは枝によく花が付き、地面より上にあることが多い。
シマトキンソウの果実はトゲらしいものが見えても痛くないが、メリケントキソウの果実は硬く鋭いトゲがある とのことです。



【シマトキンソウ(日本の帰化植物(平凡社)より)】
 小形の1年草、高さ10cmほど。
 枝は腋生で地表を這い、しばしば基部から根を出す。
 葉は頭花の周りにつき、長さ5~10cm、長楕円で2回羽状深裂し、ふつう7~11小葉からなる。小葉の最終烈片は幅1mmほどで先は鋭形、両面ともまばらに軟毛が生える。
 頭花は地表性でしばしば基部から根を出し、黄緑色で径6~12mm。
 総苞は球形、外側は幅の広い葉柄の基部に囲われる。総苞片は1列につき、膜質で、披針形、長さ4~5mm、先は鋭形~鋭尖形。 花冠のある数個の両性花と、花冠を欠く多数の雌花かrなる。
 痩果は長さ2mmほど、全周に軟弱質の翼があり、上端は急に細まって嘴状になる。
 近畿以西~九州で採取され、原産地は南アフリカ。
R0019736 シマトキンソウ 19.05.03 都城市
R0019732 シマトキンソウ 19.05.03 都城市
DSCN5922 シマトキンソウ 19.05.06 都城市
DSCN5916c シマトキンソウ 19.05.06 都城市
R0019733 シマトキンソウ 19.05.03 都城市
シマトキンソウ  キク科 タカサゴトキンソウ属  別名 タカサゴトキンソウ、イガトキンソウ
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R0019747 シマトキンソウ 19.05.03 都城市
R0019737 シマトキンソウ 19.05.03 都城市