日本在来種のクサフジに比して、外来のナヨクサフジ及びビロードクサフジは、花の長さがクサフジの倍以上長いので、すぐに分かるといいます。
写真は、都城市山田温泉の近く、工事ののり面に使われた種子に混ざっていたのではないかと思われるような咲き方でした。
花の長い外来2種の識別は、茎に柔らかい毛が生えていればビロードクサフジ、毛が少なければナヨクサフジです。
茎の太さも、ナヨクサフジのほうが細いことで区別しやすいです。
ナヨクサフジの花は、紫色の筒型の花が咲きそろいます。
細い枝は絡みつきますが、つる性ではなく、70センチほど立ち上がります。
群生するので、辺り一面に紫色がしきつめられた感じです。
名前は、クサフジに比べてなよなよしている印象から命名されたといいますが、なよなよしている弱々しい印象はありません。
欧州原産で、元々飼料用に輸入されたものが野生化したものです。
6〜7月、紫色の花を一方に偏ってつけます。
日本に古くからあるクサフジに比べて、花が細長く、ガクの後側が柄より突き出ていることで区別できるといいます。
ナヨクサフジ マメ科 ソラマメ属
L12853 ナヨクサフジ 06.5.5 都城市山田
L12845 ナヨクサフジ 06.5.5 都城市山田
L12852 ナヨクサフジ 06.5.5 都城市山田
L12849 ナヨクサフジ 06.5.5 都城市山田