ナルコユリ  ユリ科 アマドコロ属

 各地の山中の林内や原野に生える多年草です。

 アマドコロとよく似ています。

 ナルコユリの茎は、丸く無毛、花は葉腋から3〜8個に枝分かれして下垂するのに対して、アマドコロの茎は、弓なりに湾曲し、稜があり、また、花は葉腋から直接1〜2個下垂し、花柄の枝分かれはありません。

 地下茎は横にのび、多肉で白色。

 地上茎は毎年1個出て、高さ1m位。

 葉は、長さ10〜15cm。

 花は初夏、長さ2cm位、花被の先は分かれて緑色。

 液果は暗緑色。

 和名の鳴子百合(なるこゆり)は、並んで下垂する花の様子を田んぼの鳴子にたとえたものといいます。


 ナルコユリよりかなり大型で、同科同属のオオナルコユリも観察しましたので、別ページに掲載しました。

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N103147 ナルコユリ 06.5.21 409号線環野

N103139 ナルコユリ 06.5.21 409号線環野

N5210157 ナルコユリ 06.5.21 409号線環野

N5210154 ナルコユリ 06.5.21 409号線環野 

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