雑草の王様的存在で、根強い草なので、根絶しにくいので困った経験をお持ちの方は、少なくないと思います。
 嫌われ者の雑草ですが、満開になった花は、なかなか風情のある身近な草です。
 昔から見慣れているチガヤですが、ホームページに載せておきます。

 初夏に穂を出し、穂は細長い円柱形で、葉よりも高く伸び上がり、ほぼまっすぐに立ちます。
 分枝はなく、真っ白の綿毛に包まれていて、よく目立ちます。
 種子は、この綿毛に風を受けて遠くまで飛ぶといいます。
 チガヤ属は、世界の熱帯から暖帯に約10種あるが、日本では1種だけだそうです。

 また、サトウキビとも近縁で、植物体に糖分を蓄える性質があるといいます。
 外に顔を出す前の若い穂(ツバナ)は、噛むと甘く、子供がおやつ代わりに噛んでいたのは、ご存知のとおりです。
 地下茎の新芽も、食用となったことがあるといいます。



【チガヤ(原色牧野植物大図鑑から)】
 アジア,アフリカの温帯から熱帯に分布。
 原野や山地で群生する多年草。
 茎は束生。
 根茎は白く太くて、地中を長く横にはう。 
 葉は長さ30〜60cm,幅1cm位。
 花は晩春。
 葉に先立って花穂が出,これをツバナ(芽花)といって子供が食べる。
 花茎は、開花時には長くのび,葉の上に花穂を抽出する。
 根茎は茅根といって、薬用にする。
 和名の「チ」は、千で,草が束生することをいうのであろう。
 漢名白茅。

チガヤ  イネ科 チガヤ属 別名 フシチガヤ、チ

P1040655-3チガヤ 08.5.15 県道220号線宮崎市木花

P1040658-3チガヤ 08.5.15 県道220号線宮崎市木花

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1040686-1チガヤ 08.5.17 宮崎西IC

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