宮崎自動車道小林インター付近の空き地に大群落を形成していました。
 鮮やかな黄色い花の大変目立つ草です。
 盛んに繁殖し、たくさんの花を咲かせていました。

 毎年頻繁に通行する場所ですが、昨年までは全く気付かなかった植物です。

 ロゼット状の根生葉と、背の高い細長い茎葉がほかのキク科の草とは、異った様子を見せていました。

 現在では、アメリカ大陸やオーストラリア、ニュージーランドなど、世界中に帰化し、日本には、昭和初期に入ってきたとされ、北海道及び本州の広い範囲に分布しているといいます。

 道路脇、空き地、牧場、草原、農耕地の周辺で生育しているとされていますので、今日まで気付かなかったのが不思議な気がします。

 県総合博物館の学芸員の方によると、最近、急に県内でも見かけるようになったとのことでした。



【ブタナ(原色牧野植物大図鑑から)】
 ヨーロッパ原産の多年草。
 日本でも各地の裸地や道端などにふつうに見られる。
 高さ20〜40cm。
 根生葉はロゼット状,茎葉は長さ5〜20cm,縁には深いきょ歯がある。
 花は、初夏から真夏に咲く。
 頭花は径2.5〜4cmで,総苞の長さ1.5〜2.5cm,多数の黄色い舌状花をつける。 
 そう果は、エゾコウゾリナに似て、長い円柱形,冠毛は白く2列につく。

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ブタナ  キク科 エゾコウゾリナ属

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